こんにちは! 代表取締役の小野孝太郎です。 今日は、お客様から頂いたご質問
「若い人との接し方」
について私なりの考えをお話したいと思います。
具体的には以下のようなご質問を複数の方からいただきました。
①今の若者の考え方とのギャップを感じる
②若手と接するうえで傾向的に意識した方が良いことなどはありますか?
③若い部下に対して昔のような接し方では通用しなくなった
④若い子にはどんな会話でコミュニケーションを取ればいいのか分からない
⑤年齢の若い部下とコミュニケーションをとる時、距離を縮めすぎてしまう。距離を縮めると本音は聞けるが指導が弱くなる。20代との上手なコミュニケーション方法を質問したいです。
今日は①と②について回答します。 いつもの如くあくまで私なりの見解であって絶対的な答えというつもりはありません。 ただ、机上の空論ではなく、私自身小学校の教員をし、子育てをし、若い人に向けてのセミナーをしたり、今も沢山の20代の人と関わり続け、20代のコーチングのクライアントもいる原体験から得られた智慧に基づいてお話したいと思います。
①今の若者の考え方とのギャップを感じる
そもそもなぜギャップを感じるのでしょうか? ギャップがあることはそもそもいけないことですか? その背景にはもしかすると、ご自身の考え方が「普通」とか「常識」という観念があったりしませんか?
今の若い人の世代は子どもの頃から望めば世界中の情報、多様な考え方に手軽に触れることができた世代です。 同じ地域で生まれ育って就職したとしても、多様な考え方の人がいるのです。
ご自身にとっての「普通」とか「常識」は、果たして本当にそうなのか? 世界80億人の人も同様に考えるか? と自分に問うてみれば、考え方にギャップがある方が当然なのです。
私のおすすめは「違いを見つけることを楽しむ」です。 ギャップを感じたら、「へー! そんな風に考えるんだね! 自分は思ってもみなかった。 もっと詳しく聞かせて?!」 そんな風に相手の考え方に関心を持ち問いかけてみてはいかがでしょうか?
ギャップを感じることは、自分の視野を広げてくれるありがたい出来事なのです。
②若手と接するうえで傾向的に意識した方が良いことなどはありますか?
まず、相手が何歳であろうが、どんな社会的な地位にいようが、相手によって態度を変えない。 どんな相手に対しても一人の大切な人間としてフラットに関わることが大切だと私は信じています。
ちなみに弊社が大切にする価値観の2つ目も「私たちは全ての人に等しく優しく接します」となっています。
生まれたばかりの赤ちゃんも、年を重ねられたお年寄りも、会社のパートさんも、平社員も、部長も社長も、レストランのサーバー、コンビニの店員さん、トイレのお掃除をする人、総理大臣も天皇陛下も、例え犯罪を犯してしまった人だとしても、一人の大切な人間です。 これを読んでくださっているあなたも私も大切な奇跡の存在です。
例えばですが…相手が誰であろうと、キラキラ輝く水晶玉のようにイメージしてみるのはいかがでしょうか。
もしかしたら水晶玉を一見すると、人によっては泥まみれになっているかもしれません。 汚れてくすんで中が見えないかもしれません。 でもきれいに磨いて中身を覗いたら、誰もが本当はキラキラした世界が広がっています。 水晶玉の内側を覗き込んだら何が見えてくるでしょうか? どのような世界が広がっているでしょうか? 興味関心を持って観察するのです。 あなたの水晶玉の中にはどんな世界が広がっているの? そんな興味関心を持って相手と関わるのです。
そんな気持ちで関わったら、きっと誰とでも良好な人間関係ができると思います。
時には、「いやいや、覗き込まないで欲しいです」って言う人もいるかもしれません。 そういう場合は無理に見ることはありません。 でも常に扉を開いておいて、「私はあなたに関心があります」というシグナルを送り続けます。
相手に理解してほしかったら、まず自分が相手のことを深く理解することから始めてみてはいかがでしょうか?